経営会議で同じ議題が何度も繰り返される。部門間で話がかみ合わない。そういった状況の多くは、課題の全体像を共有できていないことが原因です。「課題の地図を描く」というアプローチは、その問題を解決するための具体的な手段です。

なぜ「地図」という比喩を使うのか

地図には二つの特徴があります。一つは、全体と部分を同時に見せること。もう一つは、「今どこにいるか」を示すことです。経営課題の整理も同じです。個別の問題だけを見ていると、全体の構造が見えません。一枚の図に落とすことで、問題同士の関係と、自分たちが今どの位置にいるかが見えてきます。

課題地図の描き方:三つのステップ

最初のステップは「現象の列挙」です。会議で出てくる不満、数字の異常、現場からの声を、評価せずにすべて付箋に書き出します。次に「関係の整理」です。付箋を並べ、矢印でつなぎます。原因と結果、影響し合う関係を可視化します。最後に「空白の発見」です。誰も担当していない領域、議論されていない関係が浮かび上がります。

地図を描くことで変わること

Ashbridge Gate のプロジェクトでは、課題地図を描いた後に必ず「これは知らなかった」という発言が出ます。特に多いのは、部門間の空白地帯の発見です。誰もが「あの問題は別の部門の話」と思っていた領域が、実は自分たちの課題と深くつながっていることが可視化されます。地図は答えを出すツールではなく、正しい問いを立てるためのツールです。

一人で描くのではなく、一緒に描く

課題地図は、コンサルタントが一人で作って渡すものではありません。クライアントと一緒に描くことに意味があります。描くプロセスで、参加者の間に「共通の地図」ができます。同じ地図を見ながら話すと、議論がずれにくくなります。「あの問題」という曖昧な指示語が減り、「地図の左上の部分」という具体的な言葉で話せるようになります。

課題地図の描き方は、Ashbridge Gate の初回相談でも実際に体験できます。60分の無料相談の中で、簡易版の課題地図を一緒に描くことができます。まずはお気軽にご連絡ください。