事業計画を投資家に見せたとき、想定していなかった角度から質問が来て答えられなかった。そういう経験をしたスタートアップの創業者は少なくありません。多くの場合、計画の論理に穴があるのではなく、穴がどこにあるかを自分で把握できていないことが問題です。
事業計画の三つの論理層 ¶
事業計画には三つの論理層があります。一つ目は「市場の仮説」です。この市場は存在するか、どのくらいの規模か。二つ目は「解決策の仮説」です。自分たちの解決策は、その市場の問題に対して有効か。三つ目は「実行の仮説」です。自分たちはその解決策を実行できるか。投資家の質問は、この三層のどこかに対するものです。どの層に穴があるかを把握していれば、質問に答えやすくなります。
市場仮説を検証するための問い ¶
市場仮説の検証で最も重要な問いは「その問題を解決するためにお金を払う人が、今すでにいるか」です。将来の市場規模の予測より、今お金を払っている人が一人でもいるかどうかの方が、仮説の強度を測る上で重要です。Ashbridge Gate のスタートアップ支援では、この問いに答えられるかどうかを最初に確認します。
業界固有の商慣習を見落とさない ¶
スタートアップの事業計画で見落とされやすいのが、業界固有の商慣習です。特に、創業者がその業界の出身でない場合、一般的には合理的に見える計画が、業界の慣習と衝突することがあります。Ashbridge Gate では、2026年6月から、業界経験を持つ外部専門家との共同レビューセッションをスタートアップ支援パッケージに組み込んでいます。
計画の強度を上げることと、資料を整えることは別 ¶
投資家向けの資料を美しく整えることと、計画の論理的な強度を上げることは、別の作業です。Ashbridge Gate は前者を手伝いません。計画の強度を上げることに集中します。強い計画があれば、資料は後からついてきます。逆は成り立ちません。
事業計画の論理検証は、一人で行うより、外部の目を入れた方が穴を見つけやすいです。Ashbridge Gate のスタートアップ支援パッケージについては、プログラムと料金の詳細をご覧ください。